
南海トラフ巨大地震を想定して高さ13〜15m総延長17.5km築堤した県がある。静岡県である。完成間近の堤を見に行ったことがある。場所は中田島砂丘である。ここの堤は6mの高さであったが、盛り土をして15mにしていた。総事業費は330億円である。この築堤で、津波が来ても、被害を相当に抑えることが可能になる。そして、区間に流れる馬込川に水門を完成させれば、被害は海際に限定させることが可能になるとの説明を受けたことを思い出す。この馬込川水門は2026年3月16日に竣工している。
それでは本県の南海トラフ巨大地震を想定した対応はどうか。今年2、3月に公表した南海トラフ巨大地震の被害想定や七つの断層型地震の被害想定について、先々月に誤りや記載漏れが計35項目あったとの報告があった。
訂正後の帰宅困難者数は県全体では最大「15万6218人~14万9388人」は公表時の「16万1455人~14万4151人」よりも減っているが、この内訳を見ると岡山市は最大「6万238人~6万531人」で公表時の「4万8788人~5万3386人」よりも増えている。これは通勤・通学、観光を含む「滞留人口」で算定すべきところを、居住人口を使用したためである。そして、残り34項目は、山崎断層帯主部や中央構造線断層帯など七つの断層型地震の被害想定である。災害関連死者数や避難者数、停電軒数などが修正された。それに伴って災害シナリオ(医療)等の記述も修正されている。
県当局もしっかり反省をしている。県当局には正確な被害想定のもと対策をしっかり講じて頂きたい。
太田 正孝
☆写真は現地を視察した時のものです。
選挙区:岡山市北区・加賀郡

