
先日、中之島クロス(NakanoshimaQross)を訪ねた。ここは大阪府や21の民間企業で設立した未来医療推進機構が運営している。運営方法についてレクチャーを受けると、これまで聞いた産官学連携とはどこか違うと感じる部分が幾つもあった。
まず、ビジョンの明確さである。今までなら、医療や自動車などの大きな分野を示して、そのなかで新しいものを創って行くというものが多かった。ところが、ここは違う。ここで受けた説明から、この機構のビジョンを「世界をリードする再生医療の拠点とする」「リハート(iPS細胞の心筋シート)の再生医療技術から産業化を目指す」「世界中の患者さんの命を救い、健康に貢献していく」等であることを知った。
次に運営手法である。これまで産官学のカタチばかりが先行する取り組みが多かった。ここでは、ベンチャー企業のサポートや起業家精神を育成についての仕組づくりに注力されている。
さらに、行政の関わり方も違っていた。中之島クロスではアカデミア、医療機関、企業、行政が一体になって新しい医療を生み出すことに取り組んでいるが、これまでの行政では担当者が2~3年で異動していたはずだ。ところが、私に説明してくれた担当者はこの関係の分野の仕事を15年していた。若手の職員もこの春異動予定だったが、残ったと教えてくれた。こうした方々だから、最先端医療の現状を分かりやすく教えて下さった。感心するばかりであった。
そして、ここの特長は、ワンストップ体制が取られていること。その上、研究開発速度を上げるための仕組づくりにも注力されていることである。他にも色々とあった。
今回、こちらを訪ねて、これまで日本が超えられなかった壁を絶対に超えるんだろうと感じた。同時に、岡山県においてもやらなければならないとの思いを強くした。
太田 正孝
選挙区:岡山市北区・加賀郡

