
稲作の現状を聞く機会に恵まれた。稲作農家が激減していることは周りを見てよく知っているつもりであったが、農家の平均年齢は67.7歳で、更に米農家に限っては71.1歳とハッキリ言われるとその深刻さを再認識せずにはおられない。続けて、三年後か五年後はこの平均年齢はどうなっているだろうかと質問を投げかけられた。74.1歳とか76.1歳にはなりませんよとキッパリ言い放された。農家は働けるまで働くが、働けなくなって離農する人がいっぱい出るであろうとの予測を披歴された。あとで2026年農業構造動態調査を見ると、70歳以上の割合は全体の56.5%で調査で初めて基幹的農業従事者数が百万人を切ることになっている。新規就農者が増えないなか、働けなくなる稲作農家が増えるとどうなるだろうか。ハッキリしている。高齢農家は小規模経営者であることが多い。それは小さな圃場で耕作をしていることを意味する。小さくて接道も狭い場合、請負をして下さる人を見つけることは容易ではない。見つからなければ、耕作放棄地に替わる。説明をして下さっている方は、ある瞬間に、日本の稲作は立ち行かなくなるだろうとも話した。そして、そうならないように組織的な稲作に取り組んでいる。自分の認識の甘い今までの自分を反省した。
今年の米価はとても厳しい。この価格を聞いて、意欲を失った稲作農家も多い。希望を失った先に日本の田んぼはどうなっているのかについて、答えは明白である。岡山県は、本県内にある国の農政局とも連動して、希望を持つことが出来る将来ビジョンの中身をもっと充実させるべきである。この点について、筆者も十分議論が出来ていないことを反省する。時間はもう余りない。もっと踏み込んだ議論をして行きます。
太田 正孝
選挙区:岡山市北区・加賀郡

