水島コンビナートからナフサクラッカーがなくなる。このニュースが流れたのは本年3月。このニュースを聞いてから、今後の水島コンビナートに関して今まで以上に気に掛っている。水島コンビナートの魅力を取り戻すに当って、現時点において岡山県が国の支援を引き出していくことが出来る手法は二つではないだろうか。
一つ目は国の「GX戦略地域制度」における「コンビナート等再生型」への応募だ。先般、この類型において1次審査を通過して、有力地域に選ばれた。選ばれたのは6地域。この6地域全てが国の支援を受けると決まっていない。この結果は、今後の川下の誘導品装置の統廃合の計画にも影響が出る。これまで簡単に調達できていた石油化学製品は経済的にも物理的にも無制約とはいかなくなると考えた方が良いであろう。
もう一つは、国が求める地域産業成長プラン策定だ。知事主導で産業分野は選んで良いことになっている。どの分野にするのかが気に掛るが、県担当者に訊ねて気に掛った部分があった。「GX戦略地域制度コンビナート等再生型」の選に漏れた場合の時である。この時、漏れたプランを地域産業成長プランにあげても良いとのこと。そうなると、二段構えで考えておかなければならない。「GX戦略地域制度コンビナート等再生型」に出したプランが通った場合と漏れた場合である。漏れた場合、地域産業成長プランとして岡山県主導で頑張りたいとして、国の支援を受けることができる。ただし、この地域産業成長プランでの国から支援はGX戦略地域制度の場合よりも小さい。そして、ここでも選に漏れた場合はどうなるのだろうか。今回はこの点についてこれ以上を綴ることを控える。後先が逆になったが、「GX戦略地域制度コンビナート等再生型」」に選ばれたケースを想定して、他のことを考えておく必要もある。
色々と綴ったが、国からどういう結論を突き付けられようとも、これから起きることを予期しておかなければならない。ナフサクラッカー再構築後の川下の流れが水島コンビナート及びその周辺への悪影響を最小限にするようにせなばならない。需要家の方々がしっかり準備する上においても、岡山県はできるだけ分かりやすく水島コンビナートの将来像を示さなければならない。筆者自身、この件に関してもっと情報収集して、皆様に発信していきます。
太田 正孝
☆ナフサクラッカー:エチレン製造装置のこと。ナフサクラッカーはエチレンだけでなく、プロピレンなど多様な副生品を同時に生産するため、広範な石油化学製品の供給に影響を及ぼす。
以上
選挙区:岡山市北区・加賀郡

